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設立趣旨

近年、乳がんの罹患者が急激に増加しています。
早期発見、早期治療を目指して行政もマンモグラフィーによる乳がん検診を積極的に推進し、早期がんの比率も高まりつつあります。
しかし、早期がんを含めて確定診断を下す重要な検査となっている乳腺組織の病理組織診断は、専門医の不足から全国均一の医療が提供できる環境とは言い難い状況です。また、治療前に良悪性診断する乳腺からの採取組織が微量であることや、乳腺の組織像が多様であること等が診断をより困難にしています。
悪性か良性かの判断に迷う病理所見を長年に亘り診断してきた経験豊かな専門医が診断した場合、その正確性が増すことは言を待ちません。
そこで、日本で乳腺の病理のみを長年研究してきた病理医による医療施設が正診会クリニックです。当院では一人でも多くの患者さんが正確な診断を受けられる環境を目指して、全国の希望する医療機関と連携して確定診断要請に応えることとします。
私たちの活動により、多くの乳腺疾患の患者さん方に最善の医療を提供できる環境が整備されることを望んでいます。そして、乳腺疾患の患者さん方を通じて、社会貢献につながればと願っています。

乳癌罹患者推移と予測
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